DreamHostへのアクセス速度

DreamHostのアクセス速度について少し考えてみたいと思います。

アクセス速度に関しては少なからず気にされている方もいると思います。特にDreamHostを申し込みされる方はアダルトサイト目的の方も多いので速度は気にされるところでしょう。

DreamHostで使用されているサーバースペックは非常に高いものですが、サーバー自体がアメリカにあるためどうしても通信距離があり速度が落ちてしまいます。正確に言うと速度が落ちているわけではなく、距離があるため応答が返ってくるのに時間がかかるのです。

DreamHostとXServerでの速度比較

DreamHostとXServerの自サイトに対して、PINGを打ってみました。結果としては、32バイトデーターサイズだと

XServer　平均4ms
DreamHost　平均180ms

45倍の時間がかかってしまっています。時間帯で当然変わってはくるのですが、確実にDreamHostの方が遅いのは間違いありません。では、DreamHostは全く使い物にならないのか？と心配になりますが、実際のところはそうでもない。

一般的なプロバイダーの回線の下り受信速度は100Mbps。60分の長さでビットレートが1Mbpsの動画サイズを例とすると。

◎1秒間で画像表示に必要なデーターサイズ
1秒間のサイズ（MB）＝582MB÷3600秒＝0.1616MB

◎DreamHostが1秒間で通信可能な速度
1秒間のサイズ（MB）＝1000ms÷180ms×32Byte＝0.178MB

0.178MB÷0.1616MB＝1.1秒分

よって、視聴者が1秒分のデーター視聴をしている間に1.1秒先まで受信していることになります。
更に視聴者が2秒分のデーターを視聴している間に2.2秒先まで受信することになるので、画像表示速度よりデーター受信速度の方が早く追いつかれることがない。

このことより十分に一般的な動画、通信回路であれば問題なく表示する事ができる。アダルトサイトなどによくあるサムネイルサイズでの動画表示であれば全く問題ないと思います。ただ、高解像度の動画などを使うと少々止まってしまう場面もあるかもしれません。

最近は、下りの受信速度も１ギガに対応しているプロバイダーも出てきているのでそういったところを使用していれば高画質の画像でもサクサク動くと思います。

DreamHostの速度とクローラー

速度で気になるのがGoogleのクローラーの問題。クローラーはサイトの表示速度が遅ければユーザビリティが悪いと判断し、良い評価がされないと言われています。また、クロールすらしてくれない可能性もあります。

ではクローラーは遅いとどのように判断しているのか？これはPINGと同様に応答速度になると思います。

ここで思い出して欲しいのが、DreamHostが何故、XServerより応答速度が遅いのか？それは、前に述べたようにDreamHostはアメリカにサーバーであり日本からは距離があるためです。どうでしょう？気がつきましたか？

Googleはアメリカです。恐らくクローラーもそこから飛ばされています。Googleからすると日本のXServerより、アメリカのDreamHostの方が圧倒的に距離が近いのです。よって、我々にとっては応答速度が遅いですが、Googleにとっては距離が近く応答速度も早いはずです。

特に検証は行っていないので私の見解にしか過ぎませんが。。

ではでは。