アクセス速度改善方法
DreamHostは、海外レンタルサーバーなのでどうしても日本のレンタルサーバーと比較して、日本からのアクセス速度は劣ってしまう。
これは、サーバーのスペック差によるものではなく距離的な問題です。日本⇒アメリカ⇒日本と、日本、アメリカ間を往復してくるのだから当然と言えば当然。むしろこの距離を数秒で応答してくれるのだから凄いと思ってしまう。
しかし、サイトを閲覧する人にとってはそんなのは関係なく、単純にこのサイトは遅いと思われてしまいます。
そこで、アクセス速度を改善するにはいくつかの方法があります。例えば、下記のようなものがあります。
・mod_expiresを使用する
これは、サイトを閲覧者が初回1回目にサイトにアクセスしてきた際にローカルPCにサイトのデータを一定期間保持させるようにします。これにより2回目以降のアクセスは、アメリカのサーバーにアクセスするのではなくローカルPCに保持されているデーターを直接見てサイトを表示させます。
レンタルサーバー会社によっては、mod_expiresのモジュールがロードされておらず動作しないところもありますが、DreamHostは使用可能。日本のレンタルサーバーであれば『お名前.com』などが動作しない。(但し、2015年4月中には使用できるようになる予定)
・mod_deflateを使用する
サーバー、クライアント間のデーターのやり取りを圧縮して行います。これにより、データーを圧縮解凍する時間は発生しますが、送受信するデーター量が減るので結果的にアクセス速度を速めるというったもの。
mod_expiresと同様にレンタルサーバー会社によっては、mod_deflateのモジュールがロードされておらず動作しないところもありますが、DreamHostは使用可能。日本のレンタルサーバーであれば『お名前.com』などが動作しない。(今のところ対応される予定もなし)
設定方法は、『mod_deflateでアクセス速度改善』のページを参考にしてください。
・mod_pagespeedを使用する
これは、HTMLデータの最適化などを行ってくれます。例えば、下記のような最適化を行ってくれます。DreamHostは使用可能。
・キャッシュ
・CSS、JavaScriptの圧縮
・無駄なスペースを削除する
・最適な画像タイプへの変換と軽量化
・画像をモバイルデバイスに合わせてリサイズ
・同一ホストのCSSやJavaScriptを1つのファイルにまとめる
・ファイルサイズの小さなCSSやJavaScriptをHTML内に埋め込む
設定方法は、『mod_pagespeedでアクセス速度改善』のページを参考にしてください。
・CloudFlareを使用する
これもキャッシュ保持の一つです。サーバーのデーターを複数の地域の複数のサーバーに保持させておき、アクセスしてきたユーザーの最適なサーバーからデーターを取得します。アメリカの本サーバーにアクセスしなくて済むのでアクセス速度を改善することができます。
・画像圧縮ツールを使用する
画像データーはサイズが大きいので、JPEGであれば「jpegtran」や「jpegoptim」と言った画像圧縮ツール、PNGであれば「OptiPNG」や「PNGOUT」と言ったツールで画像を圧縮し、サイズを小さくします。これらのツールは画質がほとんど落ちないので、画質を落とさずにサイズを小さくしたい場合には有効です。